火の用心


レンタルビデオ店で 『 タワーリング・インフェルノ 』 を見つけた。

またまたずいぶんと懐かしい映画ではあるけどもアカデミー賞作品である。

ポールニューマンだのスティーブマックイーンだのが出て

138階建てのビル火災に挑むストーリーだ。

落成式の最中に発生したボヤを甘くみたことから大火災に

拡大していくパニック映画なのだが・・・・・う〜ん・やはり火災は怖い。


火災の映画といえば 『 バック・ドラフト 』 などが記憶に新しいが

これはホントに恐ろしかった。




実際に御客様が(仕事上で火災に詳しい方)

本物の火災の恐怖を力説しておられた。



映画の題名にまでなっているが

『バックドラフト現象』というのがあります。

マンションなど機密性の高い室内での火災の場合、室内の炎上で

酸素が不足し不完全燃焼状態のまま火の勢いだけが弱まってしまいます。

しかし可燃性のガスだけが最大限に充満している状態のまま

炎だけが一見すると鎮火しているかのように見えるだけで

避難中や消火中にうっかりドアを開けたりすると大変です。

一気に酸素が入る事で瞬時に爆発炎上する!

消防士の方が亡くなったりすることもあるらしいです。


また『 フラッシュ・オーバー現象 』も恐ろしい!

室内の可燃物の熱分解により可燃性のガスが充満しきった時に

天井や壁などの建材の可燃素材が熱により発火することだ。

この場合1000度以上の高温で瞬時に燃え広がる。

非難はおろか消火しても歯が立たないそうだ。

   「火の回りが速くて手がつけられない」 

 などと聞くのがほとんどこのパターンらしい。

もちろん有毒ガスも同時発生するから住人は煙に巻かれてしまうわけだ。


USJで『バック・ドラフト』アトラクションを楽しんでる位なら気楽で

いいがこのまだまだ寒い日の続く季節に

我が家が『バック・ドラフト』にならんようにせねば・・・・・・・

なんてまたネガティブな事を考えてるのは、やはり私だけだろう・・・。
 
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