「なぜ・ばいきんまんは
アンパンマンと戦うの?」
という話があります。
そりゃ悪役だからさ!というんではないそうです。
彼は、やっつけることが生きがいなので何度やられてようとも、
アンパンマンと戦おうとする。
とのこと・・・・
このアニメはものすごく深いテーマで作られているというのは
もとより有名な話ですがアンパンマンの歌にあるように
「何のために生まれて何をして生きるのか」
がアンパンマンの世界ではとても大事で、これを自覚していない生物は
自身の命の星の輝きが失われて消えてしまうんだとか。
「 ばいきんまん 」は人にちょっかいをかけたりすることに
「生きがい」を見いだして生きているらしい。
リアルにもたまにいる孤独キャラです。
逆にアンパンマンは「人を助けること」で生きがいを見つけている。
ところが実は、アンパンマンとばいきんまんは持ちつ持たれつの関係で
成り立っており、お互いの「生きがい」によってお互いが成り立っている
面白い間柄なのです。
だから、ばいきんまんはアンパンマンにいつも攻撃を仕掛けつつも
必ずやられるし(両キャラの元々の完全なキャパの差は言うまでもないですが)
かといってアンパンマンも決してばいきんまんにとどめは刺さないのです。
あえて最後まで追い込まず、余力を残してあげておいて
遊んでいるのかもしれません。
ばいきんまんも寂しい生きがいだけども、そんなことで
イキイキする痛い感じなんでしょうな
昔から勧善懲悪モノには共通してますが特にやなせ氏の
とても深いィ「アンパンマン」の世界は面白いです。